今回も引き続きJapan Festivalのお話です☆話題は石油王ロックフェラーの財団ACCにまでおよび、色々なご縁が絡み合ってお仕事をなさっている様子がうかがえます。ともあれ壮大な規模のJapan Festival、日本とアメリカの違いに圧倒されますね!
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ところで話は遡るのですが、2年前の3月私は、たまたまAsian Cultural Council(ACC)日本支社代表である知人の依頼で、特別にプロジェクトコンサルタントとして、同財団によってアメリカから日本に招聘されたKaren Kandelというコンテンポラリーダンサーの日本における滞在の企画コーディネートを担当していました。
ACCは、ロックフェラーによって設立されたアジア専門の文化交流財団であり、本部はNYCにあります。アジアの各国に支部があり、アメリカとアジア各国また、最近ではアジア各国間でアーティストや芸術関係者にグラント(助成金)をだしています。村上隆をはじめとして、日本の多くの作家がACCのグラント(助成金)を受け、NYCに滞在、制作した経験を持っています。同様に、アメリカからも日本やその他の国に作家を招聘しているのです。
Karenの滞在は、日本の文化を経験することが目的であり、舞台芸術を中心に、彼女の目的に合わせて滞在プランを組みました。京都で「都おどり」を見たり、能を習ったり、茶の湯を体験する一方、奈良の仏閣を見学し、直島アートサイトまで足を伸ばしました。東京滞在中は連日のように、下北沢の劇場や六本木のスーパーデラックスまで、あらゆる演劇、ダンス、その他パフォーマンスを鑑賞するハードスケジュールでした。
この間に、Japan Festivalの準備のために、ケネディーセンター ヴァイスプレジデントのアリシア・アダムス女史とスタッフのジルダさんが初来日し、ACC主催の歓迎ディナーが開催されました。私はそこで、初めて彼らに紹介され、特に彼らの専門領域でないヴィジュアルアート分野の専門家として、舞台芸術以外の日本のアートの状況を彼らにアドバイスすることになりました。彼女たちは、翌朝、早速文化庁にて当時の文化庁長官の河合隼人氏に面会することになっていたのですが、通訳を探しているというので、たまたま時間の空いていた私は、通訳をしてあげることにしたのです。
ケネディーセンターのジャパンフェスティバルの話を書いているつもりが、前置きが長くなってしまいました。さて、同センターは、故ケネディー大統領の記念碑(モニュメント)であり、かつ、唯一の国立の舞台芸術センターという特殊な地位にあります。
ワシントンDCのポトマック川沿いに構える白亜の芸術の殿堂です。現在、修復中のスペースも含めると全部で8つの劇場を持ち、その広さは、あのワシントンモニュメント(よくTV中継で見るあの白い塔です。初代大統領ジョージ・ワシントンの記念碑です)を横にして二つ並べ、さらに余裕があるという想像を絶する大きさです。
今年の2月5日〜17日の2週間弱開催された日本関連のイベントは、大小合わせて70余、出演したアーティストは450名にも上るという壮大なものでした。副大統領を長とする国立の施設であることより、運営費の大半は、国の予算でまかなわれていますが、他のアメリカの国立文化施設同様に企業や個人、財団からも寄付や助成金を集めています。
同センターは、通常の文化活動のほか、アメリカと友好関係にある国々の文化を紹介する大規模フェスティバルを開催しています。日本に先立って、中国、ブラジル、などの友好国の文化を紹介するフェスティバルを開催してきたようです。他国の文化を紹介するフェスティバルは日本でも開催されていますが、それらと違うのはケネディーセンターのフェスティバルの特徴は、全てが同じ巨大な建物の中で開催されるということです。
次号へつづく
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